【プロレス】【摩擦力】がないと戦いにならない??

たくおです。


プロレスのリングから摩擦力がなくなってしまうと、非常に戦いづらくなることがわかりました。
ただ、頑張れば戦えるかもしれません。

まず、摩擦力とは何かというと、

摩擦力・・・物体の動きを妨げようとする力

聞こえは悪いですが、これがプロレスにないと致命的になります。とても重要な力です。

プロレスのリングに立っていると想像して下さい。
目の前には、対戦相手が鋭い目つきでこっちを睨んでいます。
相手に向かって歩き、押そうとします。が、少しくらいの力ではビクともしません。これは、リングとシューズの間に摩擦力があり、押す力がそれを超えない限り動きません。
摩擦力の大きさは、体重とリングの材質及びシューズの材質で決まってきます。
リングの材質及びシューズの材質が同じであれば、ジュニアヘビー級より体重の重いヘビー級レスラーの方が動かすには押す力が必要だと、容易に想像できると思います。
これは、摩擦力の違いによるものだったのです。

さて、リングに摩擦力がないとどうなるでしょうか。

再び、プロレスのリングに立っていると想像して下さい。
目の前には、対戦相手が鋭い目つきでこっちを睨んでいます。
相手に向かって歩き、押そうとします。
が、しかし、
押そうとする前にまず、歩くことができません。
歩くときには、普段あまり意識はしないと思いますが、リングに向かってぐっと力を入れて歩きます。
歩くには力を入れる必要があるのですが、摩擦力がないため、この力をリング側が受け取ってくれません。
つまり摩擦力があるからこそ普通に歩けることができます。
これでは、相手に近づくことが出来ません。さてどうすれば相手に近づけることができるでしょうか。

ここで物理の力を使います。
ちょびっと難しくなりますが、
【運動量保存則】というものを利用します。
どういうことかと言うと、
作用・反作用の力のみがはたらく物体の運動量の総和は保存される。
ということなのですが、わかりやすい例で言いますと、
ロケットはガスを勢いよく吹き出して飛びます。
ガスは下に吹き出してロケットは上に飛びます。
止まっているものが動いているので、一見運動量は変化してると感じますが、ガスは下向きでロケットは上向きなので、運動量の総和としては、止まっているときと変わっていません。
これが、
【運動量保存則】ということです。
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ロケットは運動量保存則を利用して飛びます

それではこれを頭に入れて、再び、
プロレスのリングに立ってると想像して下さい。
目の前には、対戦相手が鋭い目つきでこっちを睨んでいます。
相手に向かっていきたいです。
【運動量保存則】を利用しましょう。
何か身につけているものがあれば、それを相手と逆方向にエイッと投げましょう。
するとあら不思議、投げた方向と逆方向。つまり相手に向かってスーッと動きます。
それでは何を投げるか、
Tシャツを着ていたらそれを脱いで投げましょう。
Tシャツを着ていなかったらどうするか。
あなたがマスクマンだったらそれを脱いで投げましょう。
ただし、正体がばれてしまいます。



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お前たくおだろ

この後、どういう試合展開になったか。
ご想像におまかせします。


今日はここまで!

それではまた!

コメントどしどしお待ちしております。

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