加速度〜ハジメテ編〜
加速度とは・・・
単位時間あたりの速度の変化量です。
単位時間とは、1秒、1分、1時間など、時間の単位に1をつけたものです。
例えば1秒間で速度が4m/s加速したとき、その加速度を
といいます。
この単位のmはメートル。
sは「second」秒という意味です。
なぜこのような単位になっているかというと、図1を見てください。
図1.単位の考え方
どうでしょう。わかりましたでしょうか。
また、
速度と加速度を混同しないように気を付けて下さい。
例えば、車がある速度で走っていて、その車が加速されると(加速度が加わると)加速された時間が長ければ長いほど最終的な速度が大きくなります。
イラストで表現すると図2のようなイメージになります。
図2.速度と加速度(右を正の向きとします)
①加速度なし。
②加速度あり。
どうでしょう。わかりましたでしょうか。
また、図2①のように、
速度が一定なら
等速度運動
図2②のように、
加速度が一定なら
等加速度運動
と呼びます。
また、加速度は速度と同じく向きが重要になってきます。
右向きを正の方向としたとき、左向きが負の方向となり、加速度がマイナスになることもあります。
加速度がマイナスになるときをイラストで表現すると図3のようなイメージになります。
二つのパターンを紹介します。
図3.マイナスの加速度(右を正の向きとします)
①後ろに加速
②減速
どうでしょう。わかりましたでしょうか。
それでは最後に【加速度】の求め方について説明して終わりにしたいと思います。
加速度を求めるには、加速された時間と、その時間での速度の変化がわかれば求められます。
となります。
この式がわからなくなった場合、加速度の単位を思い出して下さい。
加速度の単位は
これに式が隠されています。
つまり、速度m/s /時間s ということです。
単位さえ覚えておけば、加速度を求めることができるということです。
この考え方は加速度だけでなく、色々なところで活用できますので、是非覚えておいて下さい。
では、また。
〜間違えてるところがありましたら、遠慮なくご指摘下さい〜
速さと速度〜ハジメテ編〜
速さとは・・・
単位時間あたりの距離の変化量です。
単位時間とは、1秒、1分、1時間など、時間の単位に1をつけたものです。
例えば1m離れた2点間を移動するのに1秒かかったとき、その速さを
1m/s(メートル毎秒)
といいます。
この単位のmはメートル。
sは「second」秒という意味です。
単位の考え方がよくわからない方は、次のように考えて下さい。
写真1.単位の考え方
どうでしょう。わかりましたでしょうか。
速度とは・・・
物理では「速さ」と「速度」は違う意味になります。
・速さは向きは関係ありません
・速度は向きは関係あります
例えば、全て同じ速さで走っている集団がいるとします。
写真2.同じ速さで走る集団
E君とD君は同じ向きに走っているので、速度が同じです。
それ以外の人達は、向きが違うので、速さは同じですが、速度は違います。
といった具合です。
それでは上の写真2で速さがみんな同じということですが、速度が一番大きい人は誰でしょう?
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前述した通り、速度は向きが重要になってきます。
写真2は、上下左右どちらが正の向きかわかりません。
正の向きがわからないので、誰が一番速度が大きいかわかりません。
速度の大きさを決めるには正の向きを決める必要があります。
例えば、上方向を正としたら、その方向に走ってるB君が一番速度が大きいことになります。
左方向を正としたら、C君が一番速度が大きいことになります。
一般的に物理の世界では右が正の向きとなります。
そうなると、E君、D君、F君あたりが一番速度が大きくなりそうですね。
それでは最後に【速さ】の求め方について説明して終わりにしたいと思います。
速さと速度は基本的には同じ求め方と思って下さい。
速さを求めるには、動いた時間と、その距離がわかれば求められます。
速さm/s=距離m/時間s
となります。
この式がわからなくなった場合、速さの単位を思い出して下さい。
速さの単位はm/sです。
これに式が隠されています。
m/s
つまり、距離m/時間s ということです。
単位さえ覚えておけば、速さを求めることができるということです。
この考え方は速さだけでなく、色々なところで活用できますので、是非覚えておいて下さい。
では、また。
〜間違えてるところがありましたら、遠慮なくご指摘下さい〜